水虫の菌が手から口に付いて口角炎になることも

水虫で足がかゆい人
水虫というと足がかゆくなったり、足の裏の皮がむけたりするイメージですが、実際は身体全体が罹り、手も水虫になることがあります。
菌が足に感染する場合は、集団で裸足になる機会だったり、自宅で家族からうつったりするのですが、手の場合は菌がついている足に触ることでうつってしまいます。
皮がむけたりした時に、足ですと仕事や外出の時に靴下や靴で隠せますが、手は隠せませんので、早い時期に治療しなくてはなりません。
足と同じ真菌というカビが原因ですから、やはり抗真菌薬をつけて治療します。
足と違って一日中靴を履いていて蒸れるということはないですので、しっかりと薬をつけ続けることで改善できます。

さらに口に症状が出ることがあります。
手で口を触ることで手水虫の菌が口にもつくからです。
症状としては口の端が割けてきます。
口角という場所ですので口角炎と呼んでいます。
口角炎は症状がひどくなってきますと、口が開けずらくなったり、開けるたびに割けていったりして痛みが増します。
口なので目立ちますし、早く治療が必要です。

口角炎も、手や足の水虫と同じ真菌によるものですから、抗真菌薬を用います。
また、ビタミンが不足しているとなりやすいと言われていますので、ビタミンB6などを飲むことを併用する治療が多いです。
なお、口の場合は症状が口角炎とよく似た他の病気の場合がありますから、注意しなくてはいけません。
くちびるに水泡のようなものができる口唇ヘルペスはよく似ていますが、ヘルペスはウイルスによるものですから治療は抗ウイルス薬、口角炎は真菌性ですから抗真菌薬、と治療法や薬はまったく別です。
なので、間違えないようにしなくてはなりません。

また、口角炎とは名前も似ている口唇炎は、単にくちびるが乾燥してひび割れていることも言います。
この場合は真菌が原因の口角炎とは違いますので、抗真菌薬による治療とは異なります。